TWV OBと現役部員との交流:山之村山荘(山学舎)草刈り

もう1ヶ月ほど前のことで恐縮しますが、本年6月24日(日)富山大学ワンダーフォーゲル部現役部員の協力を得て、山学舎1が保有する山之村山荘2の草刈りに行って来ましたので、謝意をこめてここにご報告させていただきます。

当日は梅雨の晴れ間を縫った清々しい晴天に恵まれ(気温≒21℃)、先発隊(S44松田会長、S49小栗会計)と現役部員4名(川嶋さん、進藤さん、関さん、福原さん)が越州村駐車場(富山市)に集合し、山之村山荘の草刈りに出発しました。神岡町まで国道41号線を走ること約1時間、高原川に架かる青い橋を渡り、道の駅「宙ドーム」近くの交差点(信号)を左に折れていよいよ山道へ。更に走ること約1時間、標高1,200mにある山之村トンネルを通過し、長い下坂を約2km下って山之村山荘に到着(富山からの合計所要時間≒2時間)。後発隊(S48西田事務局長、木津昭治さん(S47木津哲雄さん(故人)実兄))とも直ぐに合流し、いよいよ草刈り開始。4月21日(土)小屋開き時は枯草を敷き詰めたような地面に建つ山小屋でしたが、2ヶ月もすれば草木が青々と生い茂り、手が付けられないような状態になっていました(写真)。早速テキトーに各担当(草刈り、木こり、部屋掃除・・・)に分かれて作業開始。約3時間で見違えるようなペンション(!)に変身しました。現役部員はとても力強い存在でした。我々も歳を重ねました(63~69歳、平均≒66歳)。体力は今となっては消えかかる灯(ともしび)のようなものです。現役部員のみなさん、本日は誠に有難うございました。そして今後とも継続的なご支援をよろしくお願いいたします(^_^!)。

なお山学舎では山之村山荘を一緒に運営し、将来的にはこの山荘を引継いでくれる若い後継者(TWV OB会員)を募集しております。詳細は下記までお問合わせ下さい。

1)S44松田会長(matsuda_makoto@excite.co.jp)
2)S48西田事務局長(nishida1104@yahoo.co.jp)

記:S49 小栗幸弘

山之村山荘の写真と地図はこちら ⇒   https://www.twvob.org/?p=546

※1)山学舎とは
昭和55年(1980年)1月ころ富山大学ワンダーフォーゲル部OBの木津哲雄さんが中心となって近隣OBに呼びかけ、S44~S50入学のOB約10名と当時の現役部員がスポーツ・マンゾク店の靴工場囲炉裏部屋(富山駅駅裏)に集合しました。一升瓶を片手に夜を徹して語り合い、松田会長を中心にまとまった約10名の純粋に山を愛する同好会でした。月日が経ち今は呑み会に変身すれども、山への憧れは捨てきれない仲間です。

※2)山之村山荘とは
昭和50年3月富山大学ワンダーフォーゲル部の春山合宿は薬師岳(2,926m)。当時はJR富山駅から高山線で猪谷駅下車後、神岡線に乗り換えて飛騨船津駅へ(終点)。ここから神岡町役場が運営する町営バスに乗り換え、山之村トンネル(標高1,200m)を越えて森茂を通り終点の打保へ。ここから雪の中を歩いて寺地山を経由し薬師岳に登りました(雪の状態にも依りますがおよそ7泊8日)。これが縁で山之村という地域を知りました。長年自分達の山小屋を持つことが夢だった山学舎は、昭和48年日本中が湧いた列島改造論(田中角栄)でここに新築されたペンション(?)を、地元の所有者に相談して入手し念願を果たしました(昭和61年10月31日)。当時はみんな毎月のようにここに来てリフレッシュしていました。

  • 〒506-1106 岐阜県飛騨市神岡町伊西松葉山1215-16
  • 敷地面積=422㎡、建築面積=36.81㎡(木造平屋建)

近くに落語家「林家木久扇(木久蔵)」の本牧亭(ほんもくてい)があり、年に1度は村民を集めて寄席が行われていましたが、今は一龍齋貞橘(ていきつ)に引き継がれているようです。