【山行記録】低山山行~福井県大野市・荒島岳~(S56 羽場政彦・三希子)

低山山行~福井県大野市・荒島岳~
<S56入部 羽場政彦・三希子>

 石川県の鞍掛山、宝達山に続き、今回は福井県の百名山である荒島岳を紹介します。度々の投稿で申し訳ありませんが、身近でかつ定年後も登れる山ということでお読みいただければ幸いです。そして、8月にはワンゲルOB会企画の薬師岳&太郎山登山へ是非ご参加ください。

 では荒島岳について。白山を開いた修験僧泰澄が開山したと云われ、標高1523mです。「大野富士」とも呼ばれますが、九頭竜川方向から見ると、「マッターホルン流に突き立ったいかめしい形」と言われています。5月上旬には登山道脇のカタクリ、シャクナゲなどの花が楽しめ、山頂から見る白山の美しさは神々しいほどだそうです。


登山図

 4つの登山ルートがありますが、今回は勝原(かどはら)コースを登りました。旧勝原スキー場からのスタートで、ブナ原生林がとても素晴らしいところでした。

令和6年5月17日(金)石川県白山市の自宅を4:30に出発し、高速道路を使わず白峰方面から勝山へ抜け、中部縦貫自動車道路(大野~勝原:無料区間)に乗り、勝原登山口に到着。全国で高速道路ICから最も近い登山口で、インターを降り1分です。自宅からは1時間30分程度で着きました。30~40台の駐車場とトイレ(きれい)があり、平日なのでスキスキでした。


【行程】(標高差1260m、往復距離9.2km)
6:30 出発                     
7:10  旧スキー場終点(小休止) 
7:37  山頂まで3km           
7:55  白山絶景ポイント     
8:14 深谷ノ頭(小休止)             
8:47  シャクナゲ平(小休止)           
9:43  山頂まで412m


駐車場


旧リフト終点場

10:00 山頂(大休止)
10:30 中&前荒島岳
11:00 シャクナゲ平(小休止)
11:30 深谷ノ頭
12:30 登山口 駐車場
※帰りはだらだら歩いたので
特に休憩はしませんでした

 


大野市一望

 近くの百名山でありながら、初めてのアタックでした。最初の旧スキー場のコンクリート坂道は急で、初めからヘトヘトでした。その後はブナ林に囲まれた中を歩き気持ち良かったです。白山はまだ雪模様で、新緑の山と重なりきれいの一言でした。このコースは一般的ですが、割と急登の箇所があり、ラスト500mから412mまでは「もちが壁」といい、最後の試練です。ここを登れば、頂上まで最後の力で十分に着きます。頂上では、やはり白山が絶景(その他のアルプスの山々は雲がかかってよく見えませんでしたが)で、四方が全て山・山・山・・・で、眼下には大野盆地が広がり、水田と麦畑の色違いの模様が見えました。


シャクナゲ平


もちが壁


頂上後ろは白山

 今回、5月となり気温も上がってきたことで、1500m程度の山とし、少しずつきつい山を目指しています。日差しも適度で、水分補給もたくさん必要なく、淡々と頂上を目指せました。下山後は、トイレ前の水場で登山靴やスティックを洗うことができ、帰り道は大野IC近くの「あっ宝んど」保養施設(600円)で大きなお風呂に入り、勝山の道の駅に寄り「おろしそば&ソースカツ丼セット」「ソフトクリーム(JAF会員無料)」を食べました。帰りも白峰経由の山道ということもあり私が運転したため、ビールは家までお預けでした。