立山室堂ツアー報告

立山室堂ツアー(室堂散策コース)総括

篠原 達雄(S46)

登山日:令和5年9月24日(日)
参加者:59名(付添人2名は除く)
コース:浄土山及び室堂周辺

概略

  1. 天気に恵まれ、何の事故もなく、皆さんそれぞれの登山を満喫したと考える。
  2. 班分けは体力のことを顧慮し、年代別に編成した。浄土山へ登った全班が想定の時間内に室堂に帰ってきたことから、特に問題はなかった。

課題

1. ツアーの参加者確定が登山前日となったこと。これについては、バス会社への人数連絡、保険人数、食事数を考慮すると今後このような登山計画を行う場合は、期限を設ける必要がある。今回はたまたま人数が一致したので良かった。

2.事前に参加者にはツアーの説明書を渡していたが、徹底されていない面があった。集合時間を勘違いしているOBもいた。もっと分りやすい説明書にすべきであった。

3.現役に写真係を頼んであるが、ホームページ上に現役からの写真掲載が無い。事前に説明すべきであった。

 何れにしても、雲一つない快晴に恵まれ、楽しい立山室堂ツアーを行うことが出来ました。これもひとえに皆様の協力のお陰です。御礼申し上げます。

以上

立山室堂ツアー(浄土山コース)総括

小栗 幸弘(S49)

 第70周年記念総会を終え、はや2週間が経とうとしています。OB会の皆様におかれましては、ご健勝のこととお慶び申し上げます。前夜の総会ではビデオ2本が上映され、またステージに上がって懐かし歌(放浪の歌、浄土の山男)で大いに盛り上がり、盛況なうちに解散となりました。翌日は恒例の立山ツアー。

 参加者は貸切バスに搭乗し富山駅7時出発と予定していましたが、7時になっても3名のOBが現れず、世話役が宿泊先のホテル(カナルパーク)へ走ったこともありました。「集合8時」と思い込んでいたとのこと。雲一つない快晴!富山平野から立山連峰をスッキリ見渡すことが出来ました。途中アルペン村に立ち寄りトイレ休憩する合間にお昼のお弁当積み込み作業。終われば直ちに出発。桂台経由で美女平に上がり、一路室堂ターミナルへ。富山駅を出発して2時間10分(9時20分)、バスは予定通り室堂ターミナル到着。記念撮影後参加者56名は浄土山コース(33名、うち学生10名)と室堂散策コース(23名、うち学生10名)に別れ、班毎に点呼をとり、ただちに室堂を出発(9:45)。

 浄土山コースは入学年別に4班(A~D)に分かれ、我々B班は鈴木先輩(S48)の「心臓行かんでどうする、浄土小屋一番乗りや!」の掛け声のもと、心臓破りを目指しました。案の定トレーニング不足の小生は上り坂に差し掛かると、たちどころに足が重くなり、さして荷物も無いのに最後尾から付いていく始末。「この調子で心臓を登り切れるのか?」と不安を抱えながら、優しい学生さんを待たせながら、何とか付いて登りました。心臓破りにかかると足は途端にさらに重くなり、ひぃひぃ・はぁはぁと喘ぎながら何とか阿弥陀堂にたどり着きました(11:00)。阿弥陀堂の奥のケルンには若くして癌と戦い逝った木津哲夫さん(S47)が眠る場所。学生さんも一緒にみんなでお参りをし、一路浄土小屋を目指しました。

 ところが一番乗りかと思いきや、既にB班が到着し、昼食も済ませて待っていたとのこと。恐るべし。やがてD班が来て、最後にA班が到着(11:40)。各自昼食を済ませ、記念撮影(集合写真)後自由時間としました。何人かの学生は龍王岳まで行ってくるとのこと。学生の頃龍王で岩登りの訓練をしたのが懐かしく思い出されます。五色が原方面を眺めると、遠くに槍ヶ岳を望むことが出来、5年前(64歳)に西穂高~ジャンダルム~奥穂~唐沢~北穂~大キレット~槍ヶ岳を縦走した思い出が蘇ってきます(3泊4日)。南岳から槍ヶ岳間がやけに長く感じられました。ところで立山カルデラの急斜面はいまも崩落が続いており、五色が原山荘はそのうち崩落に飲み込まれ、カルデラの底へと落ちていくのではないかと心配になります。そんなことを想像しているうちに時間が来て、各班ふたたび思い思いのコースから下山することになりました。室堂山荘の手前で小生の両足が攣り、学生さんに荷物を持ってもらい、やっとのことで室堂山荘へ。生ビール・コーヒー等で一息つき、室堂ターミナルへ。

 全員無事に立山ツアーを終え、予定通り午後3時室堂ターミナルを出発、5時富山駅に到着しました。みなさんお疲れさまでした。また5年後にお会いしましょう。

以上